明るい夜のまばたき

数が降る街

数学で考えたことを書いています

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

k角数系のパスカルの三角形の足し引き

「三角数とパスカルの三角形」のk角数への拡張です。 タイトルの、「k角数系パスカルの三角形」とは、「k角数系で構成されるパスカルの三角形」で書いたようなパスカルの三角形のことです。この記事を読む前に、先に「k角数系で構成されるパスカルの三角形」…

三角数とパスカルの三角形

「パスカルの三角形的なものの足し引き その2」の拡張です。 パスカルの三角形とは 1 11 121 13 3 1 1 4 6 4 1 1 5 10 10 5 1 1 6 15 20 15 6 1 1 7 21 35 35 21 7 1 1 8 28 56 70 56 28 8 1 1 9 36 84 126 126 84 36 9 1 このようなも…

パスカルの三角形的なものの足し引き その3

今回は上の三つの数を足して下の数を作るパスカルの三角形を考えます。 1 1 1 1 1 2 3 2 1 1 3 6 7 6 3 1 1 4 10 16 19 16 10 4 1 1 5 15 30 45 51 45 30 15 5 1 このようなパスカルの三角形です。 その2のときと同じく、左からn番目の数をn倍し、それぞれ…

パスカルの三角形的なものの足し引き その2

パスカルの三角形とは 1 11 121 13 3 1 1 4 6 4 1 1 5 10 10 5 1 1 6 15 20 15 6 1 1 7 21 35 35 21 7 1 1 8 28 56 70 56 28 8 1 1 9 36 84 126 126 84 36 9 1 このようなものです それぞれの行で左からn番目の数に、nを掛けると 1 1 2 …

パスカルの三角形的なものの足し引き

パスカルの三角形とは 1 11 121 13 3 1 1 4 6 4 1 1 5 10 10 5 1 1 6 15 20 15 6 1 1 7 21 35 35 21 7 1 1 8 28 56 70 56 28 8 1 1 9 36 84 126 126 84 36 9 1 このようなものです 左からn番目の数をnで割ったものを考えます 7行目の1,6,…

一組のピタゴラス数から新たなピタゴラス数を導く

a^2+b^2=c^2を満たす自然数a,b,cをピタゴラス数と言います。 これからa,b,cを3つ組のピタゴラス数と呼ぶことにします。 たとえば3^2+4^2=5^2なので、3,4,5は3つ組のピタゴラス数です。 自然数a,b,cがa^2+b^2=c^2を満たすとし、a

二次方程式を特性方程式として見る

ふたつの自然数を解に持つ二次方程式を特性方程式として見て、現れる数列を見ると面白いことになっているようなので投稿します。とは言っても、おそらく有名だとは思います。僕のように知らなかった人に面白がってもらえればなと。 1,2を解に持つ二次方程式…

パスカルの三角形の中央の数で九九の表を作る

パスカルの三角形の中央の数とは、 1 11 121 13 3 1 1 4 6 4 1 1 5 10 10 5 1 1 6 15 20 15 6 1 1 7 21 35 35 21 7 1 1 8 28 56 70 56 28 8 1 1 9 36 84 126 126 84 36 9 1 上の図の太字の部分のことです。 これらの数だけをとりだして、…

カタラン数と九九

カタラン数とは、数列として並べると 1,1,2,5,14,42,132,429,…… となるようなものです。詳細はwikiなどを見てください。 この数列で九九を作ると、 1 1 2 5 14 42 132 1 1 2 5 14 42 132 2 2 4 10 28 84 264 5 5 10 25 70 210 660 14 14 28 70 196 588 1848 …

複素数を一意に表す2つの書き方の、その2つの対応

すべての複素数は、実数+純虚数の形で一意に表せます。 また、すべての複素数は、正の数×単位円上の数の形でも一意に表せます(これからは単位円上の数を単位円と略すことにします)。 この、実数・純虚数のコンビと、正の数・単位円のコンビの関係性は、ある…

虚数乗

正の実数は、実数乗しても正の実数です。このことは指数関数を見れば明らかです。 単位円上の複素数(単位円の複素数とは、a,bを実数とするとき、a^2+b^2=1となっているようなa+biのこと)は、実数乗しても単位円上の複素数です。単位円上の複素数を実数乗する…

渦巻きと2乗 その5

今回は正方形のマスに埋めるように渦を描きます。 ただし、0からではなく-1からはじめます。 41 42 43 44 45 46 47 48 40 19 20 21 22 23 24 49 39 18 5 6 7 8 25 50 38 17 4 -1 0 9 26 51 37 16 32 1 10 27 52 36 1514 13 12 11 28 53 35 34 33 3…

奇数+奇数=偶数と、(-1)×(-1)=1と、1÷(1/a)=aは似ている

ある数に(-1)を足すと、ある数が偶数なら奇数に、ある数が奇数なら偶数に変わります。 ある数に(-1)を掛けると、ある数が正の数なら負の数に、ある数が負の数なら正の数に変わります。 ある数を(-1)乗すると、ある数の分母と分子が入れ替わります。 似ている…

渦巻きと2乗 その4

その3と同じく正六角形のマスに埋めるように渦を描きます。 33 34 35 36 37 32 16 17 18 19 38 31 15 5 6 7 20 39 30 14 4 0 1 8 21 40 29 13 3 2 9 22 41 28 12 11 10 23 42 27 26 25 24 43 その3と同じ計算を、1を中心として行っても2乗が現…

渦巻きと2乗 その3

その1その2とは違い、正方形のマスに埋めるように渦を描くのではなく、正六角形のマスに埋めるように渦を描きます。 33 34 35 36 32 16 17 18 19 31 15 5 6 7 20 30 14 4 0 1 8 21 29 13 3 2 9 22 28 12 11 10 23 27 26 25 24 0から等距離にあ…