明るい夜のまばたき

数が降る街

数学で考えたことを書いています

n-1次k角数を並べた表から現れるn次k-1角数 その2

その1の続きです。

 

その1では2次k-1角数が現れるような1次k角数を並べた表を記したので、それ以上の次数のk-1角数とk角数の表について記していきたいと思います。

 

3次k-1角数が現れるような2次k角数を並べた表は、2次k-1角数が現れるような1次k角数を並べた表から作ることができます。

とは言っても簡単で、3次k-1角数が現れるような2次k角数を並べた表のa行目b列の数は、2次k-1角数が現れるような1次k角数を並べた表のb列の1行目からa行目までの数を足し合わせたものになるというだけです。

 

一般に、x次k-1角数が現れるようなx-1次k角数を並べた表のa行目b列の数は、x-1k-1角数が現れるようなx-2次k角数を並べた表のb列の1行目からa行目までの数を足し合わせたものになると予想しています。(xは3以上の整数とする)

 

例をあげると、

まず、2次四角数が現れるような1次五角数の表は

  1   2   3   4   5
  4   6   8 10 12
  7   9 11 13 15
10 12 14 16 18
13 15 17 19 21

このようなものだったので、(その1参照)

 

3次四角数が現れるような2次五角数の表は

  1   2   3   4   5
  5   8 11 14 17
12 17 22 27 32
22 29 36 43 50
35 44 53 62 71

このようなものになります。

 

4次四角数が現れるような3次五角数の表は

  1     2     3     4     5
  6   10   14   18   22
18   27   36   45   64
40   56   72   88 114
75 100 125 150 185

このようなものになります。どこか計算ミスしていたらすみません。

 

「n次三角数とn次四角数を繋ぐ三角形」の拡張ができたわけですけど、あんまり綺麗な形にならなかったなぁというのが正直な感想です。「n次三角数とn次四角数を繋ぐ三角形」が綺麗な形だっただけに。

それでもn次k-1角数がn-1次k角数の表から表れるというのは、それなりに面白い結果なのではないかと思います。次元があがる代償に角がひとつ減るというのは、何かの意味で自然な気がします。

お読みいただきありがとうございました。