明るい夜のまばたき

数が降る街

数学で考えたことを書いています

k-フィボナッチ型数列を等間隔ごとに足すことで現れるk-フィボナッチ数列

まず2-フィボナッチ数列、つまり普通のフィボナッチ数列の場合を例にあげます。

 

f(1)=1,f(2)=0,f(n)+f(n+1)=f(n+2)とフィボナッチ型数列f(n)を定義すると、

f(n)+f(n-1)+f(n-2)……+f(2)+f(1)がn番目の(初期値が1,1の)フィボナッチ数列になることに気付きました。

 

↓数列f(n)

1,0,1,1,2,3,5,8,13,21

フィボナッチ数列

1,1,2,3,5,8,13,21,34,55

 

次に3-フィボナッチ数列の場合を見てみます。

f(1)=1,f(2)=1,f(3)=1,f(n)+f(n+1)+f(n+2)=f(n+3)とトリボナッチ型数列f(n)を定義すると

f(n)+f(n-2)+f(n-4)+……+f(n-2a) (0<n-2a≦2)がn番目の(初期値が1,1,2の)トリボナッチ数列になるようです。

 

↓数列f(n)

1,1,1,3,5,9,17,31,57,105,……

↓トリボナッチ数列

1,1,2,4,7,13,24,44,81,149,……

 

実際に、

1=1

1=1

1+1=2

3+1=4

5+1+1=7

9+3+1=13

17+5+1+1=24

31+9+3+1=44

57+17+5+1+1=81

105+31+9+3+1=149

となって、f(n)の和からトリボナッチ数列が現れています。

 

では一般のk-フィボナッチ数列の場合を見てみましょう

f(1)=1,f(m)=2^(m-2) (ただし2≦m≦k-1),f(k)=2^(k-2)-1,

f(n)+f(n+1)+f(n+2)+……+f(n+k-1)=f(n+k)とf(n)を定義すると

f(n)+f(n-(k-1))+f(n-2(k-1))+……+f(n-a(k-1)) (0<n-a(k-1)≦k-1)

がn番目の(初期値が1,1,2,4,……,2^(k-2)の)k-フィボナッチ数列になる。と予想しました。

 

証明などできた方いたら、教えてくれると嬉しいです。