「等比と小数点」で書いた内容を、分数の分母が2桁以上の場合でも考えられることに気付きました
「等比と小数点」で書いたように
-10<s<10とすると
0.1+(0.1)^2×s+(0.1)^3×s^2+(0.1)^4×s^3+……=1/(10-s)
となり
小数第n位にs^(n-1)をおいた数は1/(10-s)になります。
ここで、s=0.1×t(-100<t<100)と置くと
0.1+(0.1)^3×t+(0.1)^5×t^2+(0.1)^7×t^3+…… =1/(10-0.1×t) =10/(100-t)
となり、両辺に0.1をかけると
(0.1)^2+(0.1)^4×t+(0.1)^6×t^2+(0.1)^8×t^3+……=1/(100-t)
となります
このことから、小数第2n位にt^(n-1)をおいた数が 1/(100-t)になると分かりました。
また、同様に考えることで
小数第mn位にt^(n-1)をおいた数が、1/(10^m-t)になることが分かります。(mは自然数です)
具体例を見てみます
t=1のとき
1/(100-t)=1/99=0.0101010101……
と小数点以下で01を繰り返すので、小数第2n位に1^(n-1)をおいたものと同じになります。
t=20のとき
1/(100-t)=1/80=0.0125
となり、
これが小数第2n位に20^(n-1)をおいたものと同じになります。
1/80が1/8の1/10倍だということと、
小数第2n位に20^(n-1)をおいたものが、小数第n位に2^(n-1)をおいたものを0.1倍したものであることが対応しています
t=-1のとき
小数第2n位に(-1)^(n-1)をおいた数は、
整理すれば小数点以下で0099を繰り返す数になり、
1/101と同じになります。
具体例を計算すると、パズルみたいで楽しいです。
以上です! お読みいただきありがとうございました!