任意のふたつの行で九九のような演算をすると、パスカルの三角形の他の行が現れることに気付きました。
例として1,2,1という行を使います
九九の表にするとこうなります。
1 2 1
2 4 2
1 2 1
これを、左下から右上へ斜め45度の角度で足し合わせると、
1=1
2+2=4
1+4+1=6
2+2=4
1=1
と、1,4,6,4,1というパスカルの三角形の五行目が現れました。
1,2,1と1,3,3,1を使って九九の表を作ると
1 2 1
3 6 3
3 6 3
1 2 1
となり、足していくと、
1=1
3+2=5
3+6+1=10
1+6+3=10
2+3=5
1=1
と、パスカルの三角形の六行目が現れました。
また、三つの行を使って立体の九九を作っても同様のことが言えます。
足し引きを交互にしてもある行が現れます。
1,5,10,10,5,1という行を二つ使ったものを例にあげると
1 5 10 10 5 1
5 25 50 50 25 1
10 50 100 100 50 10
10 50 100 100 50 10
5 25 50 50 25 5
1 5 10 10 5 1
1=1
5-5=0
-10+25-10=5
10-50+50-10=0
5-50+100-50+5=10
1-25+100-100+25-1=0
5-50+100-50+5=10
10-50+50-10=0
-10+25-10=5
5-5=0
1=1
となり、値が0になったものを抜いて考えると、1,5,10,10,5,1という行が現れました。
以上です!お読みいただきありがとうございました!