明るい夜のまばたき

数が降る街

数学で考えたことを書いています

九九の表の数をグループ分け

九九の表のなかの数を2つのグループに分け、それぞれのグループのなかで総和をとって、現れた2つの数の差をとっていくと規則性が現れることに気付きました。

言葉では分かりづらいので、表を書きます。

 

1の段のみの九九の表は、1が含まれるグループと何も含まれないグループができるので、差は1です。

 

2の段までの九九の表を見ましょう。

1 2
2 4

このようにグループ分けすると、太字の数の和は4、太字でない数の和は1+2+2で5なので、差は5-4で1になります。

 

では3の段までの九九の表を見てみましょう。

1 2 3
2 4 6
3 6 9

このようにグループ分けすると、太字の数の和は16、太字でない数の和は20なので、差は4になります。

 

4の段までの九九の表の場合は、

1 2   3   4
2 4   6   8
3 6   9 12
4 8 12 16

太字の数の和は48、太字でない数の和は52で、差は4です。

 

グループ分けによる規則が見えてきました。

実際にこのようにグループ分けして差をとっていくと、

1までの段のときは差は1

2までの段のときは差は1

3までの段のときは差は4

4までの段のときは差は4

5までの段のときは差は9

6までの段のときは差は9

7までの段のときは差は16

8までの段のときは差は16

となり、奇数段偶数段ともに、自然数の二乗が小さい順に現れるようです。

 

 また、奇数のみの九九の場合でも同様に、グループ分けをすると規則性が現れます。

1までの段のときは差は1

 

3までの段のとき

1 3
3 9

太字の数の和は9、太字でない数の和は7なので、差は2

 

5までの段のとき

1   3   5
 9 15
5 15 25

太字の数の和は39、太字でない数の和は42なので、差は3

 

7までの段のとき

1   3   5   7
 9 15 21
5 15 25 35
7 21 35 49

太字の数の和は130、太字でない数の和は126なので、差は4

 

と、このように、自然数が小さい順に現れるようです。

数学って不思議だなぁと思います。

お読みいただきありがとうございました!